離婚問題の解決事例
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医師同士の離婚で、離婚調停の調停委員の関与が問題となり解決に時間を要した事例
投稿日:
更新日:
弁護士法人DREAMに相談いただいた方
- 原因
- 性格の不一致
- 結婚歴
- 4年
- 性別
- 男性
- 年齢
- 30代
- 職業
- 医師
- 子ども
- 1人
- 解決方法
- 協議離婚
- 解決期間
- 2年
離婚の 原因・経緯
医師の妻が子どもを連れて、突然の別居。
医師同士の離婚でした。
何が気に入らないのか言わないまま、突然妻が子を連れて家を出ていき、離婚の調停を申し立ててきました。
解決のためのポイント・アドバイス
調停委員の関与のあり方が問題となり、調停の進行が停滞しました。
お子さまとの「面会交流」の申し立てを行い、話し合いを進めていきました。
主に、財産分与が問題になりました。
しかし、調停委員の仲介のあり方が問題になり、話し合いが長引いてしまった事案でした。
解決までの経過
裁判所の調査嘱託を通して共有財産を把握することができました。
本件では、妻が家計を全て管理していたため、ご相談者様は財産の状況を一切把握できていませんでした。
もっとも、妻が非常に細かく家計簿をつけており、そのコピーを入手することができました。
そこに書いてある情報をもとに、裁判所に調査嘱託をお願いし、財産状況を把握することができました。
「調査嘱託」とは、裁判所を通して調査の対象となる情報をもつ先(官庁、公署、外国の官庁・公署、学校、商工会議所、取引所、その他の団体)に対して、調査を求めるための手続です。
金融機関などを調査した結果、共有財産が1億にのぼることが判明しました。
ところが、その後の財産分与の協議の際に、調停委員が自分で分与案を作成し双方当事者にこれを押し付けようとするなどしてきました。
そのため、双方代理人ともに話し合いが一向に進まない状況が1年近く続きました。
このように調停委員によっては、その進行の仕方に問題があるケースがあります。
もっとも、調停委員の変更は基本的に認められません。
調停委員は、次のように選ばれています。
調停委員は,調停に一般市民の良識を反映させるため,社会生活上の豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人の中から選ばれます。具体的には,原則として40歳以上70歳未満の人で,弁護士,医師,大学教授,公認会計士,不動産鑑定士,建築士などの専門家のほか,地域社会に密着して幅広く活動してきた人など,社会の各分野から選ばれています。
転載元 裁判所ホームページ「調停委員」
このような経緯もあり、双方から裁判所に対して裁判官の関与を要求し、それ以降調停に毎回裁判官が同席することになりました。
弁護士法人DREAMが関わった結果
財産分与について合意し、離婚が成立しました。
月1回のお子さまとの面会の約束、養育費月10万円、財産分与5000万円をおこなうことで合意にいたり、離婚が成立しました。
裁判官が調停手続に関与するようになって以降、話し合いはかなりスムーズに進み3か月程度で調停成立となりました。
調停手続はあくまで裁判所での話し合い。納得いく解決をしたい場合は弁護士に相談を。
調停委員は、本来話し合いをスムーズに成り立たせるためにいるのですが、中には法の専門家ではない方もおられ法的知識に乏しく、調停手続が難航することがあります。
今回のケースのように、弁護士から裁判所に対して現在状況を報告して、裁判官の介入等を要求することができます。
なお、今回「面会交流」については、財産分与のやり取りが終わって落ち着いた時点で細かな取り決めをおこなうことにしました。
離婚成立後、初回だけ双方代理人立会いのもとお子さまとの面会を実施をし、2回目以降は本人同士でスムーズに面会を実現できています。
お子様との面会交流の取り決めをするための流れ、調停利用した場合、面会交流が実施されない場合の対抗策について、弁護士が解説しています。
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