相続トラブルの解決事例

「しっかり財産を相続したい」「相続人間のやりとりに疲れた」
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遺言書の無効を争い、相続人間で平等に遺産分割することで和解できた事例


投稿日:

更新日:

弁護士法人DREAMに相談いただいた方

原因
遺言無効の争い
性別
女性
年齢
30代
職業
会社員
解決方法
裁判
解決期間
3年

相続トラブルの 原因・経緯

遺言書の筆跡が、被相続人である母のものと違った

依頼者の母親が死亡し(父は既に死亡)、
長男、長女、次女の3人が相続人となりました。

母親が死亡してまもなく、
長男が母親の自筆証書遺言があるとして、
裁判所に遺言書検認の申立をしてきました。

遺言書検認の申立とは、
遺言書の内容を裁判所において確認し、
遺言書の偽造・変造を防止するための手続です。
遺言書を発見した場合には必要な手続となります。

検認のため裁判所に行ってみて、
母の遺言とされたものを見た長女と次女は、
母の筆跡と全く異なるため驚きました。

遺言書の内容に関して、
「長男が全ての遺産を相続する」というものでした。

しかし、母は生前そのような事を言った事実を耳にしたことは無く、
むしろ日頃から「全ての遺産は平等に兄弟仲良く分けて欲しい」と言っていたので、
長女、次女ともに驚き、当事務所に相談に見えました。

解決のためのポイント・アドバイス

遺言書がどのような状況で作成されたものかを調査

お話をよくうかがったところ、
次のような事が判明しました。

お母さまは痴呆症が進み、
徘徊が認められました。

そのため安全を考慮し、
きょうだい3人でローテーションを組んで、
泊まり込みでお世話をされていました。

長男はもともと強引な事をする人であったので、
財産の取り込みなどの危険を感じ、
姉妹で相談のうえ、長女が実印を、次女が印鑑登録カードを預かっておられました。

死後に発見された遺言が書かれた日は、
長男が担当の日で、
遺言書に押されている印鑑は、実印ではありませんでした。

以上の状況からみて、
遺言書は母の意思に基づくものではなく、
長男が偽造したという可能性が高くなりました。

解決までの経過

遺言無効の訴訟を起こし、裁判手続をフルサポート

当方から遺言無効確認の訴えを提起したところ、
遺言書作成について長男は非を認めました。

遺産分割において、
この遺言書を故人の遺志として認めない、
との内容で確認的な和解をしました。

最終的に、遺産分割手続の中で、
3人平等に遺産を分配して終了しました。

弁護士法人DREAMが関わった結果

平等に遺産分割をおこなうことで和解

当解決事例では、
故人の意思能力がないことを立証することを目標にして、
証拠集め等の指導をして、立証活動を遂行できたことが勝因でした。

弁護士からのコメント

遺言書無効に関する証拠収集、交渉などはお任せください。

被相続人の身柄を預かる親族による
強引な遺言書の作成によるトラブルは
相続の相談の中でもよくあるケースです。

「こんな遺言を遺すはずが無い」
と言っているだけでは、
解決に向けた話し合いを進めることはできません。

遺言の効力を否定し、
あるべき遺産分割に戻す事が必要です。

そのために、
なぜ遺言が無効なのか、
という立証は、遺言の無効を主張する相続人がおこなわなければなりません。

医療機関へのカルテの照会により、
認知症により、遺言書作成が困難な状況ではなかったか等
証拠を固めていくことが必要です。

弁護士法人DREAMでは、
こうした「遺言無効」に関するトラブルについて
フルサポートをおこなっております。

ぜひお気軽に「おためし無料相談」をご利用ください。

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代表弁護士

松江 仁美

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