代表弁護士 松江 仁美
代表弁護士 松江 仁美Matsue Hitomi
- 中央大学法学部卒
- 東京弁護士会所属
主な取扱分野・業界
- 企業法務(労務管理・債権回収・その他)
- 建築・不動産
- 設計
- 企業設立・事業承継など
セミナー
- 各種TV局 出演経験
- 建築・不動産 企業向けセミナー
- 新設法人向けスタートアップセミナー
趣味・特技
- 空手 日本空手道松濤會 伍段(本部指導員)
メッセージ
企業は、「人的物的諸力の結合」とよく言われます。物的な部分(大きな機械、工場、大型店舗など)は割と想像がつきやすいですが、結局大切なのは、人の力の結晶の部分です。企業を支えるのは人の力なのです。一人の人間ではなしえないことも、大勢の人間が企業という形に結合して、知恵や力を出し合うことで、個人の時には想像もつかない力を発揮できるのです。知的財産・のれん・社風・社訓などのすべてが人々の知恵と力の結晶です。なにより、長年生き残ってきた企業は、必ずといっていいほど「自分の会社はこうありたい」という理念と目標をもち、その御旗の下に人が集まっています。まさに「人は石垣、人は城」なのです。しかしその反面として、複数の人間が集まるが故の問題も多々発生してきます。私は長年、企業法務に携わり、いろいろな企業の法務担当の方と接してきました。最近は特に「働き方改革」のあおりで、労務の問題に苦慮しておられる企業が多いように思います。 私は企業にとって最も大切なことが「人の力」をマイナスに変えることにないように無用なトラブルを避けて企業を守り、企業が本来の力を発揮していけるように、お役に立てればと常日頃から思っています。
企業法務ご担当の方々にとって、企業であるが故に起こる問題は時代の流れと共に多様化してきます。労務管理・ハラスメント対策・リスク管理・クレーマー対策等の企業が直面する課題はたくさんあります。大切なのは、問題が発生したときには、できるだけ早期に専門家に相談すること、企業活動の停滞を招かないように迅速な処理を心がけること、そして何より大切なのはそれらを教訓にして最終的にはトラブルに巻き込まれない体制作りを心がけることです。まずは日々のどんな小さなことでもご相談いただくことから試していただければと思います。
また当法人では長年、建築・不動産や設計を手がける企業の方々の支援をして参りました。近年の特徴はバブル崩壊以降、ユーザーのこだわりが激しくなったことによるクレーマーとも言えるユーザーとのトラブルが激化していることです。裁判の現場では、これまで建築会社における瑕疵の問題のトラブルが多かったのですが、近年ではこれに設計士の方々が巻き込まれる事案が急増したように思います。これまでゼネコンで一括受注していたときには部署の一つでしか無かった設計部門が、独立した取引主体として認識されてきたことが原因となっています。企業の専門分野ごとに管理されることは喜ばしいことでもあります。しかし本来職人気質の方たちが、慣れない訴訟に巻き込まれることで本来の仕事がおろそかになるような事態に陥るケースもあり、早急に対策が必要とされています。東京地裁の建築集中部(民事22部)でも、設計士の方が訴えられるケースが激増し、パンク状態になっています。光が当たれば影もできるということです。ただ、インターネットで検索した方はご存じだと思いますが、ユーザー側の弁護をする弁護士はいても、建築会社・不動産会社・設計事務所の側にたって、企業の健全な活動を弁護する弁護士はまだまだ少ないのが現状です。ユーザーからのクレームを請求に立ち上げるのは簡単ですが、これらへの対応の問題は専門的な知識と経験が無いと有効な防御ができません。これまで長年にわたって、建築・不動産・設計会社など多くの企業を支援してきた実績があり、ご一緒にこの困難な時代を乗り越えていくお手伝いをさせていただければと思います。
そして弁護士法人DREAMでは、新設法人向けの支援もさせていただいています。これまで個人でやってきたことが、会社という形態になることに慣れておらず、思いもかけないトラブルに巻き込まれることがないように新設法人向けにリーガルトラブルを予防するためのセミナーを開催しております。
結局企業は「物的・人的諸力を結合」できる最高の経済活動主体です。この利点を伸ばし、トラブルを回避し、本当に目指す目標に向かって楽しく仕事ができるように、ご一緒に頑張りたいと思います。